三沢から普通列車で青森に着いたのは午後7時前。乗り継ぎの列車まではまだ4時間程あるので、駅前周辺をぶらり・ウォーキング。青森駅周辺をぶらつくのはほぼ、30年振りです。それにしても、昔のイメージが全くありません。
とりあえず青函連絡船が係留されているベイブリッジへ。成る程、青森駅の波止場は外から見るとこんな感じだったのですね。駅の突端、昔、ボク達はこのホームを全力疾走で、連絡船を目指していた訳です。
係留されているのは十和田丸。現在は船上ビアガーデンになっているようです。地球の危機が訪れた時。この船は果たして、宇宙青函トワダになるのだろうか、などとバカなことを考えつつ、港を後に、繁華街へ。
繁華街は昔の日活映画の神戸の街のような感じで、酒場やキャバレー、クラブが点在し、今にも小林旭がギターを弾きながら横町のスミから登場しそうです。風に揺らめく街頭のポスターは、笹みどり、新沼謙治、宮史郎(ぴんから兄弟)、夢のゴールデンショー。そういえばこのポスターは三沢でも見かけたので、恐らくはこのトリオで東北巡業が行われているのでしょう。街のレコード店では、未だ、伊奈かっぺいが健在で、ひんぱんにライブが行われている様子です。そういえば、歌声喫茶なる物もありました。入り口に演奏曲目が書いてあり、60年代フォークなんて、一体どんな曲をやっているのでしょう。
ここでは、コンビニや、サラ金の看板、店舗は東京並にあるのですが、吉野家や、松屋など牛丼関係はまだのようです。たしかに食堂などは結構ありますが、食材が違うのか、それなりの値段がして入れません。
それにしても、行けども行けども商店街がとぎれません。金曜日の夜ということもあるのでしょうが、街は人でいっぱいです。案外観光客が多いようですが、今やコスプレでしか見られないような現役女子校生や浴衣の女の子、バリバリメイクのクラブ↑(語尾挙げて下さい)ギャルなど、色とりどりです。
ちょっと怪しい路地を歩いていると、外人に声をかけられました。
「チョット、スミマセン、アナタハ、カミノソンザイヲ、シンジマスカ?」
金髪、刈り上げでネクタイ、バッチリ。まさに好青年の2人組です。時間があるので、久しぶりに話をしました。
「多分、いると思うけど、まだ会った事は無いですね。見た事もないです」
「ソウデスカ、タシカニ、カミハイマス。アナタモ、アウコトガデキマス」
「ロッキー山脈あたりにはいるかもしれないね。神様はやはり英語でしゃべるの?。オイラ英語は解らないし、アメリカにも行ったことないのであった事はないんだけど……」
「ソウデスカ、シカシ、アナタニモカミがミエマス!」
「見えるのなら見たいものだけど、英語で喋られたらチョット解らないなぁ。あ、カミ様は日本語も喋るの?」
「……」 そして、外人2人組は去っていきました。
焼き肉店から、今時めずらしいパーマのお兄さん、2人組が出てきました。そして、風俗系のお店に入っていきました。若い人が抱えていた弁当の折りは差し入れなのでしょうか。ちょっと微笑ましい光景でした。
あと1時間、駅に引き返す道すがら、クラブ↑(語尾挙げて下さい)系のお姉ちゃんの集団に遭遇。ワイワイやっているのですが、案外、何を言っているのか全然わかりませんでした。
やはりここは遠く離れた町なのですね。午後9時過ぎの駅前広場はナンパの嵐、30年前のイメージは最早無く、異国情緒溢れる国境の街、そんな感じがしました。それにしても、街の灯りがとても綺麗でした。歩いても、歩いても……。ぶらり・らぶりぃ・とーほく・うおーく(完)