数日前の喉の痛みから始まった風邪が抜けきれず、頭の芯に違和感がある状態で稽古に向かう。
しっかりと布団を被って、汗をかくようにしてぐっすりと眠るということができない夏の風邪は、抜けきるまでに時間がかかる。
傘のきらいな自分は、今日も雨に濡れ、さらに悪化させそうな予感。
稽古は、また形を離れて、半身から前方に置いた手刀で、相手の突き、打ちを受けたり、捌いたりする動きから。 通常の形稽古の動きだけでなく、アットランダムな相手の攻撃を捌く、このような稽古も身体感覚を作るためには必要と考える。 初期においては加減した攻撃も、経験を積むにつれガチでの打ち込みにも対応できるようになるはず。
大前提は、相手の攻撃をもらわないこと、捌けなければ、かわすだけでもいい。 かわしていれば、捌きから技へ繋げるチャンスもやってくる。
形に戻って肩取り二教。
形の動きは、「形」として正確にトレースする一方で、踏み込んでの当て身などは、真っ直ぐに正拳、下から掌底、さらには振るように手刀など、イマジネーションを発揮して欲しい。
当て身の種類によっては、また違った流れへの技へと動きが変わることもある。
「形」は「形」として正確に、また、そこから自由技としての動きを試してみることで、新しい発見があるはず。 考えることと、気付くこと。
相手が胸取りに来るタイミングで、入身転換しながら相手を巻き込むように、背負うような位置取りで投げる呼吸投げ。
技としては、柔道の背負い投げに酷似しているけれど、引き付けての崩しから背負う柔道の背負い投げに対して、合気道ではあくまで呼吸投げ。入身転換から相手脇へ差し入れた腕を使い、相手の前方への移動する力の流れを利用する。 投げる際にも完全に背負わず、背中と相手との間には、空間が存在したまま。 力と身体の動きの流れを利用するのが合気道の技。

同様に相手の流れを引き寄せてカウンターで当てる後ろ両手取りからの呼吸投げ。
通常の後ろ両手取りからさらに自分の身体をひねりながら、相手をより深く呼び込むように崩す。 さらに入って来る相手の動きに合わせるように、ひねった身体を戻す動きで相手に当てれば、相手を飛ばすことができる。
緩んだ上半身と腕、そして腰の切れと下半身の安定がポイント。基本はいつも「上虚下実」。
瞬発系の技と受身が続いたので、ゆっくりと錬るように片手取り四方投げ。
柔らかく、重心の沈みを意識しながら、相手に雲の中を歩くような感覚を感じさせるように技をかける感覚で動く。 錬り稽古でゆったりと動いた後、座技呼吸法で終了。
稽古後、場所をTSTへ移して、来週帰国するHさんのフェアウェル ランチ。
稽古のメンバー全員が移動して、個室を張り込んだ中華レストランで料理を堪能した。
Hさんには、ここでの縁が繋がるように自分に縁のある道場をお伝えした。
道場のメンバーが集い、合気道の話に興じるのは実に久し振りのこと、今後も機会を設けて、こういう場を作りたいと思う。