山仲間というより、最近は遊び仲間といった方が良い、milkちゃんとtunaちゃんと、小田急線の片瀬江ノ島駅で待ち合せ、江ノ島から見る夕暮れの写真を撮りに行った。夕暮れなどとロマンチックなことを言っているが、僕としてはもちろん、美味しい物を食べるのが一番の目的である。
江ノ島というと、大橋を渡って江ノ島山頂の展望台までの、土産物屋と海の幸を喰わせる茶屋に囲まれた階段がメインのように思われ勝ちだが、実は山頂を越えて島の反対側に下った先にこそ、この島の本当の魅力が待っていることは、意外と知られていない。
茶屋と民宿を中心とした店に囲まれた階段を下りきると、そこには稚児ヶ淵の海岸が広がる。この日は波が高く、広い畳岩の上にも、時おり波が押し寄せて、訪れた観光客の悲鳴を誘った。
500円の入場料を払い、江ノ島の底に出来た、「岩屋」と呼ばれる、ふたつの洞窟に入る。
6000年もの長い歳月をかけて、波が岩を削り取ってできた自然の洞窟である。江ノ島信仰発祥の地といわれおり、弘法大師や日蓮上人などが修行したとのいわれが残る、狭く暗い穴の中を渡された蝋燭を片手に、手探りで進む。
やがて、目の前が急に開け、目の前に太平洋の水平線が広がる。インディー・ジョーンズの一場面を体感しているような・・・と言っては、ちょっと大げさだろうか。
海岸でのんびり風に吹かれ、展望台に戻る階段の途中、茶屋に入り、稚児ヶ淵の上に張り出したようなテラスで風に潮風に吹かれながら、生ビールで喉を潤す。
アルコールが苦手なmilkちゃんとtunaちゃんは、カキ氷で一息ついた。
もしかして今、イカを捕りに行ってるんじゃなのか?と思うほど待たされた末に、やっとテーブルに運ばれてきたイカの丸焼きを3人でつまみながら、目の前で、潮風に身を任せるトンビの姿を眺めているうちに、そろそろ陽が傾き始めた。
江ノ島大橋の上で撮った肝心の夕暮れの写真はどうにも情けないものになってしまったが、久しぶりに、海の風に吹かれ、何も考えずにのんびりと水平線を眺めただけでも、充分、心が落ち着く1日だった。
ところで、肝心の「美味しい物」だが、前々から食べてみたいと思っていたというtunaちゃんの希望で、江ノ島の海の幸とはまったく関係ない、餃子を喰いに行くことに急転直下で決定し、小田急線に揺られて、一路相模原へ・・・。
このblogでも再三紹介している「満金餃子」を3人でパクついた。
ちょうど夕食時ということもあり、まるで戦場のような厨房をカウンター席で眺めながら、運ばれてきた独特の俵型の餃子にかじりついて、「おいし〜い!」と歓声を上げるtunaちゃんとmilkちゃんだったが、ひとり10個の餃子を食べ切れず、仲良く3個ずつが僕の皿の上に乗せられて、僕は合計16個の餃子と、どんぶり飯に巨大な玉子スープを平らげ、二人と別れた電車の中で、腹をすすり続ける結果になったのであった。

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