長袖のシャツ、もしくは薄手の上着を着る程度で、暑くもなく寒くもなくの香港。
湿度も低く、今が一番過ごしやすい時期でもある。
それでも、雪駄履きの素足には、外気はやや冷たく感じるようになりつつある。
稽古は、しばらく稽古を増やそうと考えている座り技から、基本となる正面打ち一教。
相手の打ちに対して合わせ打ちに出るところは、立ち技と同様、受けた後は、これまでメインにしていた相手の肘を返して行くスタイルと相手の腕を伸ばすように崩すスタイルの二種類を動いてみた。
相手の肘を返し相手の体幹をうねらせるように崩す、これに対して受けた後、相手の腕を伸ばすように崩せは、相手を瞬時に自分の下へ崩すことができる。
裏技は転換する際に、意識を相手の手首側の手に置き、相手の腕を伸ばすように導くことで、よりスムースに崩すことができる。 下へ押さえようと肩側の手を強く使えば、自他ともに固くなり、引っかかる要因となる。
二教の裏は、相手が継続して向かってくることで成り立つ型。
崩し- 転換の後、手首が相手の肩に収まるくらいのタイミングで再度相手に向かうことで、取りは関節を決めることができるようになる。
受けの動きを説明しながら、取りは緩い繋がりで、向かってくる受けにカウンターを当てるような感覚で腕を極め、最後の極めの押さえへと進む。
立ち技に変えて三教。
一教の崩しの後、手を滑らせるように使い、したからしゃくるように三教に取る。
相手の腕をしゃくり上げるタイミングで、もう一方の手を相手手首の関節部分を完全にカバーするように副えて、三教の極め。 このとき、手のひらが完全に相手手首に密着するようにする。
極めの位置では、相手とは、常に半身で向き合い、正対しないこと。
表技へは、相手の身体の前へ踏み込みながら当身を当て、相手の肘を前に引き倒すようにして、一歩、二歩、後ずさりながら床上の押さえへと導く。
脚の捌きは、大きく二歩で、細かな脚は使わないこと。
腕を極めた「張り」を緩めないようにしながら、極めた相手の手首を自分の肩口へ運び、手を持ち替えて最後の極め。
裏技へは、極めた手を伸ばすように下へ引き、同時に同じ側の足を引く。
体制が極まっているので、この方向しかないというくらいの感覚で、相手は下方へ自然に崩れてくれる。 もう一方の手を相手の肩に副え、後方に引いた足を軸に転換して床上での押さえへと入る。
三教の裏は、身体の動く方向が、限定されるので、流れるままに方向が決まる。 型の動きとしても本当に良くできていると動くたびに思う。
四教へは、一教の崩しの後、抑えた肩の緊張を緩め、相手を一旦起こさせる。 そのタイミングで自分の人差し指の付け根を相手の腕の四教のツボへ当て、木剣を振る要領で相手の腕を振り、四教の押さえへと入る。
入身で入る表と転換で入る裏とで、押さえる四教のツボの位置は変わる。これは、経験を積んで掴んでもらうしかない。
崩した後は、自分の人差し指の付け根へ自分の全体重を乗せて四教の極め。
ツボを押さえた側の手は掴まずに当てるだけ、そこへ体重を乗せ、やや押し出すように使い、もう一方の手首を掴んだ方の手は引くように使うことで、さらに効果は増す。
いずれにしても、かなり痛みの伴う技ではある。
横面に飛び込んで相手の打ち込みをブロックする捌き。
通常、この捌きからは押さえ技に入ることが多いけれど、ブロックの後、そのまま後ろ足を踏み込んで、フリーになっている腕を上から覆うように使って相手を後方に倒す横面打ちからの天地投げ。
足の使いは、両手取り天地投げと同様の使い方、自分はこの片手づかいの天地投げは結構好きで、片手取りからも良く行う。
技に切れを加えるのは、天の手の使いだけではなく、地の手の引き寄せ。

横面打ちに対する押しの技の後は、相手の力をいなす呼吸投げ。
相手の打ち込みの腕の下へ伸ばした自分の腕を差し入れて、入身転換、相手の前方への力をスルーすることで、相手を前方へ転がす。
転換した後、もう一方の手を自分の中心のあたりで、相手の打ち込んできた腕に沿え、相手が転がる円運動の支点(軸)とする。
かかり稽古で元気に動いていると、時間になってしまい、そのまま終了した。