着替えを済ませアクティヴティールームの前で待機、中で行われているソーシャルダンスが終わるのを待って、畳を敷く作業を開始した。
いつもは兄妹で一枚の畳を運んでくれるRさんは、今日は一人での参加。
「今日は(畳を敷くのを)見ていてください」と伝えて畳を敷き始めると、Rさんが一人で畳を引いている。
それならと思い、二人で一枚の畳を持っての共同作業に変更、小学生のRさんと二人で、ほのぼのとした気分で畳を敷いていると、A氏、S氏が登場して、畳を敷く作業は速やかに終了。
稽古は、上体の硬いA氏をターゲットに体幹、肩、腕を柔らかく使った正面打ち一教から。
胸板が厚く、腕力も強いA氏は、密度の濃い体質で、なかなか間接が緩まない。 動きも西洋人に多い、肩主導の動きなので、少しずつ体質と腰を主導とした動きに変えるべく動いている。
研究熱心でもあり、やって見せると納得するので、意識さえしていれば、身体が緩むのには、それほど時間はかからないと思う。
この日の主題は、後ろ両手取りで動いてみた。
撮らせる手を指し示すようにして出す、周り込んだ相手がもう一方の手首を取るタイミングに合わせて一歩踏み出す。ここまでが、最初のステップ。
このとき自分の腰の脇前へ出ている手は手のひらが上、そして、両腕を取られていても、どこにも力の入っていない自然体の体で中心を保ち真っ直ぐに立っている。 まずは、ここまでの動きをくりかえし動いてみた。
続いては肩を返す抜きの動き。
後ろ両手取りの自然体の立ち、そこから、腹筋をへこますような動きから上体をうねらせ肩を大きく回す。 単に肩関節を回すのではなく、肩甲骨全体を回す感覚で、言い換えれば、水泳のバタフライのような動きで、肩を回し、腕を返す。
手、肘、腕が返り、相手重心が浮く、この動きに合わせて踏み出していた前足を引きながら、同じ側の腕を低く導けば、崩しが完了する。
稽古中にも目に付いたけれど、この時、もう一方の腕を高く上げないこと。

腕の高さは肩の高さかそれよりやや高い程度、頭より高く上げることはまずない。
身体を後方へ抜くには、腕を上げるのではなく、自分が低くなること。 腕を返しながら腰からやや引き気味に動き足を引く、引ききった後は、やや前傾しながらも両腕が自然に伸びて中心がしっかりと落ちた体勢となる。
この崩しの動きを重点的に動いた後、後ろ両手取り一教としてまとめた。
相手に押さえられないようになるには、腕を硬くしないこと。
相手の押さえる力に対して力で臨めば、腕は硬くなり、より簡単に押さえられてしまう。
抜けた状態の腕で相手に望む。 力を使おうと思い力を入れると押さえられてしまい、力を抜くと力が出る、なんとも矛盾した動きでもある。
硬くしないことと、方向、力いっぱいに持たせて、諸手取り呼吸法で試してみた。
座技呼吸法で終了。