仕事で新界まで行く用事があったので、遅くならなければいいなと思っていたものの、首尾よく午後も遅くならずに終了。 帰宅して道着を持って早めに北角スポーツセンターへ行くと、すでにAlainが待っていた。
着替えを済まして、使用時間の開始とともに畳を敷き始めると、Sさん一家も到着し準備は一気に終了、定時に稽古を開始した。
準備運動に続いて、片手取り呼吸法から。
入身で踏み込む、転換して入る、表裏の動きともに腕を抜く、中心が沈む、さらに中心線に沿って腕を振り上げるという動作を、ほぼ一時に行っている。
抜きからの動きは、「初動」を消さなくては「テレホン」となり、相手に逆に差し込まれてしまう。
言い換えれば、テイクバック無しの動き、形の動きを覚えた後は、「当てて、抜く」〜「初動を消す」といった流れで稽古すると良いと思う。
続いて横面打ちを流す捌きから幾つか。
まずは接点と姿勢に注意しての捌きの動き、続いて相手の打ち込みの力の流れを利用しての入身投げの表技、さらに流してから相手背面へ入身しての入身投げ裏技。
表技ではブレない軸、そして裏技は揺り戻す動きでの転換の崩しを意識して動いてみた。
横面打ちでもうひとつ、打ち込みに入身転換して体をすかしての呼吸投げ。
相手の打ち込みに合わせて、相手の打ち込みの脇へ伸ばした自分の腕を差し入れて180度の入身転換、そのまま相手の慣性の動きを使って前方へ投げる接点の薄い投げ技。
受身は前方への飛び受身、もしくは低く導いての前受身となり、取りは技の、受けは受身の稽古ができる。
横面で三形、しっかり動いた後は、土曜日に動いた逆反身片手取り入身投げ余技としての十字投げ。
逆反身片手取り入身投げの最初の動きとなる手の切りの後、切った相手の腕を押さえて、相手の次の動きを待つ。 相手が空いたもう一方の手を伸ばしてくれば、この手を取って体を入れかえれば、相手の腕は十字に決まる。 踏み込んで肩の方向へ押せば十字投げとなる。
一気に技として動くのではなく、動いて、待って、カウンターアクションとして動く、相手の動きに合わせた技としても面白い動き。
座技正面打ち一教の後、座技呼吸法で終了。

重心と中心線が定まり、リラックスできていることによるのだと思うけれど、動きが身についてきた人の身体からは、ある種の湿り気、潤い、質感を感じることが多い。 イメージとしては、「上質な皮」。 適度な湿り気があり、厚く質感があって柔らかい。
逆に、ビギナーからは乾燥した軽さを感じる。身体の潤滑の違いといってもいいかもしれない。
技や動きが身に馴染む、これは一朝一夕で染み込みものではなく、やはり、ある程度の時間と経験を経て、身体に染み込んでゆくものでもある。