すでに一昨日のこととなりましたが、安倍晋三内閣総理大臣の辞任表明が残念でなりません。
「美しい国、日本」の理想のもと、「戦後レジームからの脱却」を目指し、国のあるべき将来へ向けた改革への理念と志を掲げた政権には、大きな期待を持っていたのですが、突然の辞任に落胆した気持ちが、今も転換できずにいます。
つまずきとなった参院選の大敗も安倍政権の落ち度ではなく、歴代の政権の残骸と近年の改革政策によりあぶりだされてきた問題を、あたかも現政権の落ち度であるがごとく背負わされてしまったことによるものであったと思います。
特に年金問題の責任は社会保険庁自体にあるのにもかかわらず、現政権の落ち度であるように報じたマスメディアの反安倍政権キャンペーンの効果は絶大でした。
さらに、政治とカネ、閣僚らの失言という問題も閣僚や自民党代議士を狙い撃ちするものでした。
現在の日本を取り巻く環境を見れば、国家国民をいかにして守るかとの安全保障を考えるのが急務であると思われますが、参議院選挙での争点は、国の将来を考えることではなく、みせかけの生活重視という論法とマスメディアによる誘導に破れました。

それでも、一年とわずかの間に、防衛庁を省に昇格させたこと、教育再生3法、社保庁改革関連法案、国民投票法案など、多くの法案を通したこと、さらには朝鮮総連への追求のメスを入れたことなど、多くの実績を上げたことは大いに評価に値されるべきことだと思います。
参院選での争点となった年金の問題は、それを扱う社会保険庁の組織とその組織が支持する団体が何であるかを考えれば、簡単に理解できるはずです。
いずれにしても、安倍政権に対するマスメディアの執拗な攻撃は異常であったように感じます。
選挙後は、年金問題に関しての報道は皆無となり、政権交代の話題ばかりが先行しています。
政治はメディアが誘導するものになってしまったかのようです。
孤軍奮闘し、矢尽き刀折れた安倍晋三元総理大臣には、心から「お疲れさまでした」と申し上げたいと思います。