雨季が戻ったかのようだった台風をはさんでの二週間近く続いたぐずついた天気がやっと回復し、久々に爽快な青空と陽射しが戻った週末。 湿度も低く、身体を動かすには最高の条件が整った。
準備運動に続いて、身体を大きく使って横面打ちからの呼吸法。
技というよりは、身体運動として、大胆な足捌きで大きく流して捌き、相手背面へ入身して呼吸法の動き。 すべての動きを大きく、流して捌いた後は、直線的な動きではなく、うねるように、ピッチするもしくは揺り戻すような感覚で動けば、より相手をコントロールしやすい。
振りかぶりは中心線に沿って大きく真上に、重心を落としながら、腰を割って呼吸法の落とし。
まずは、身体を柔らかく、ストレッチするように動いてみた。
入身投げの安定を図るため、まずは、単独での足捌き。
形としての正面打ち入身投げは、基本的には、一本の直線の上を移動して終わる。
相手の正面打ちに対して、打ち込みを受けながら、相手背面へ入り身。 身体の向きを180度変える転身の後、転換、そして再度転身して腕の振り下ろし。
足捌きは、畳上に一本の線を決め、入身〜転身〜転換〜転身と動く。
移動は、入身で一歩、そして転換で一歩。 まず、足捌きだけで動き、続いて腕の動きを添えて動いてみた。 この動きが身体に染み込めば、入身投げがぶれることは無くなる。
足捌きを徹底した後、相手を決めて正面打ち入身投げ。
相手を硬くしないよう、緩い繋がりで相手を走らせれば、形としての脚裁きにきちんと納まる。 相手の脚を身体よりも先走らせるのが理想の形。 走りが足りない場合は、脚の出し入れで調整する。
突きからの一教は、小手返しなどへ入る入身転換ではなく、一歩下がって身を開いての捌きとなる。 捌いて上から相手の突きを押さえ手首を取れば、自動的に二教、もしくは五教の取りとなるので、五教として動いてみた。 捌いた位置からは意外なほど腕は返しやすく、相手もコントロールしやすいことが感じられるはず。
躍動感のある動きと五教の極めが興味をそそり、キッズも嬉々としながらも集中した動きを見せていた。 そういう部分では、本当に正直に気持ちが伝わって来る。

道場作法としての演武場への入退場の仕方。
日本では徹底されている作法も、アジアの大会などでは、おざなりにされている団体も多く見受けられる。
大会や各地での稽古を通して感じたのは、「教えられていないことは、伝えられない」ということ。
指導者も、自分が経験していないことは、伝えられない。これは、作法だけでなく稽古法も同様。
崩れたものが次世代へ伝えられれば、「形」は、さらに崩れて行く。
日本で学んだこと、習慣を通して得たものを壊さずに伝えて行くことは、自分たちの責務であると感じている。 その部分では、自分は少し口うるさいかもしれない。
時間が無くなり、座技呼吸法で終了。