週明けから、どうしても風邪が抜けきれない。
連日、外は灼熱の暑さが続き、建物や乗り物の中は冷えすぎている。 そんな状況の中を何度も出入りしていることが、夏の当地で体調を崩す最大の原因。
昨日は午後から起きていられず、夜もそのまま寝込んでいた。
十分に休養を取ったせいか、体調は大分良くなり、ここ数日では最高の状態で稽古場所へ向かったのではあるけれど。
身体の動きと体捌きの名称を徹底してもらうために、送り足、転換、入身転換などの単独での動き、そして逆半身片手取りから、入身、転換、回転の体捌きを動いてみた。
単独では姿勢と中心、片手取りからは、それに接点での力の方向(ベクトル)をずらすことを意識に加えて動く。 接点と中心を繋げ、そして相手の力を外へ導くことで相手を崩す、体捌きで行っていることは、そこまでの行為。
日本人には、文字を通してもストレートに伝わってくる体捌きや技の名称も、外国人にとっては、日本の武道を学ぶ最初の関門となる。 日本語で表記される技や体捌き、位置取りなどの名称を解説した本もけっこう出版されていて、熱心に取り組んでいる人は、ほとんどその手の本を持っている。 稽古の後、Alainがフランス語で書かれた教本を見せてくれたけれど、さすがに合気道の普及の度合いが高いフランスだけあって、内容も充実している。

多くの西欧人が所有している合気道の本といえば、「Aikido and the Dynamic Sphere」(Tuttle )。
技の技法だけでなく、日本武道の生い立ちから精神まで、実に充実した内容で合気道だけでなく、日本武道の解説書としても素晴らしい解説書となっている。 随所にふんだんに使われているイラストレーションも素晴らしい。
ロングセラーを続けているようで、これまでのハードカバー版に加えて、現在はペーパーバック版も販売されている。
話を稽古に戻して、片手取りで入身、転換、回転と動いての回転投げ。
回転投げでは、引き足の踏み替えと位置、そして引き手の導きで崩れる度合いが決まる。
引き足は、真っ直ぐではなく90度転換、引き手を畳に触れるほどに低く導くことで、相手は崩れ、相手の頭が自分の膝前に納まり、肩が極まる。
飛び受身の稽古と連動しての横面打ち呼吸投げ。
相手の横面打ちに合わせて、伸ばした自分の腕を相手打ち込みの脇の下へ差し入れて入身転換。
相手の打ち込みの動きと流れを使って、そのまま相手を前方に投げる。
もう一方の手は、相手打ち込みの手首にわずかに触れる程度、接点の非常に少ない、投げ技でもある。
取りが両膝を着く低い位置から初めて、次第に高さを上げて行けば、自然に飛び受身も取れるようになる。
受けの自身は、取りでの技の自身にも大いに繋がる。 受けの強さは、船橋の伝統でもあるので、自分も繋げて行きたいと思っている。
逆半身からの入身、転換の捌きではいる四方投げ。
入身、転換、転身、振りかぶり、切り落としと重要な動きがすべて含まれているこの技は、基本中の基本であり、奥義でもあると考える。
すでに何回動いたかわからない、間違いなく自分が一番動いている形の動き。
やはり、根幹になるのは五級の技三形。
座技呼吸法で終了。