道友会が借用している深水歩市政局柔道場での稽古は、ずれている畳の隙間を詰めることから始まる。
いつものように畳の隙間を詰めようと右膝を下ろしたとたんに、膝からかかとへ抜けるように激痛が走り痛みが引くまでの数十秒間、動けなくなってしまった。
前日、しばらくぶりに一家で夕食に出た際に、レストランの階段を踏み外し、コンクリートの床に強烈なニードロップをお見舞いしていたことを忘れていた。
階段を踏み外したのは、あと残り二段のところ。 それまで足元を見て降りていた階段から、入り口のドアへ視線を移したのが踏み外した原因だった。
どうもピンポイントで膝を打ったようで、通常の歩行では全く痛みを感じないものの、ある点を突くと激痛がある。 そのせいか、やはり動きに違和感があり、見取りの後、一人、一人と当たって行く稽古が、今日の稽古では少なくなってしまった。
今日の課題は、正面打ちからの捌き。
まずは、真っ直ぐに出る一教から。 少し趣旨を変えて、相手の三連打での打ち込みを、二本目見切りでかわし、三本目で合わせ打ちで出るようにしてみた。 送り足での間の交わしは、相手の打ち込みが自分の顔の前に落ちるくらいの見切りでかわす。 腰が引けず、前傾せず、後退も中心から下がるように姿勢にも注意する。 下がる、下がる、出るの足捌きにも注意すること。

刷り上げでの合わせ打ちから相手背面へ入身しての入身投げ。
足捌きは、背面への入身から、転身〜転換〜転身して投げとなる。 相手の頭を自分の肩へ、腕の振りはできるだけ大きく真下へ、相手の走りが足りなければ、自分の身体の出し入れで相手との位置関係を図ること。
相手の打ち込みを巻き落とす捌きでの正面打ち四方投げ。
巻き落とす感覚は、相手と自分の腕を刀身にイメージすると分かりやすいかもしれない。 巻き落としと合わせて90度の入身転換、相手の腕を自分の中心に納めて、四方投げへと入る。
打ち込みを転換でかわして小手返し。
打ち込みを見切り自分の体側へ落とす、もしくは、合わせて打ち落とし、腕から滑らすように相手の手首を取る。 相手前面へ踏み込んで手首を返して表、お互いの背中を合わせるように、転換して相手を導いて裏技。
正面打ちを向かい合う同じ側の腕(相手右手打ち込みには左手、左打ち込みには右手)で打ち落としながら90度転換すれば、自動的に回転投げの腕を極めた状態となる。
非常に自然な流れでの動きでの回転投げ。 流れで一本で動き、そのまま相手を転がしてしまってもいい。 ポイントはタイミングと崩し。
最後に、以上の五形の崩し、技を審査のように確認して終了。
すでに及第の動きと要稽古の動きを確認させてもらった。