仕事が変わり、土曜日も仕事に行かなければならない週が出来てしまった。
大陸でさえ、すでに建前上は週40時間とされている状況でありながら、香港ではやっと官庁が主導する形で「5Days Work」が導入されつつある状況。 今更ながら、香港ワーキング事情の貧困さを嘆きたくなる。
稽古の開始時間を遅らせ、それでも間に合わないので、出稽古に来てくれているN氏に前半の稽古をお願いした。
自分が到着した時は、突きからの小手返しの最中。
そのまま続けてもらい、軽いアップを終えて稽古を変わっていただいた。
動きを見ていて気になった、突きを交わしての腕の押さえと、返しの際の足の捌きに注意してもらい、もう一度同じ形を動いてもらった。
呼吸法、天地投げ、小手返しと投げ技が続いたようなので、同じような足捌きを使う片手取りの一教へ繋げてみた。
当て身の踏み込みと軽い転換と引き手での崩しは、他の技と同様、同じ側の手と足が同じタイミングで動く。 引き手は、手を引っ張るのではなく、まっすぐにした腕を後方へ伸ばすように。
当て身からの腕は、相手の腕の上を滑らすように腕の重さで落として行く。 このときに身体が前傾しないように注意すること。 返しは相手の中心を攻め、わき腹を伸ばすようにさせ、高く上げた肘を返して行く。 返した後は、相手の肩を押えた腕を真っ直ぐ真下へ伸ばして、自分の膝前へ収め、入り身、転換の動きで表裏へと入る。
身体を硬くせず、緩く柔らかく動くことで、技に躍動感が出る。
最後は、いつもと同様に相手に思い切り持たせての座技呼吸法。
振り上げる手がうまく相手の中心に乗れば、そのまま相手を浮かせて持ち上げることも可能となる。

稽古の後、D君に手伝ってもらいブッキングを済ませた後、遅い昼食に付き合ってもらった。
稽古と平行して、道場や日本式の礼儀作法も伝えているD君ではあるけれど、ゆっくりと話をするのは久し振りのこと。 パスタの昼食と珈琲を飲みながら、いろいろと話ができた。
聞けば、中国武術から初め、テコンドーも二年近く経験があると言う。
中心を作ること、自分の身体にある小宇宙と天空の宇宙の話、自分の経験した武道やスポーツの話などの後、どうして、儲かりもしないのに道場を続けているのかと聞く。 確かに少ない稽古生の道場ではあるけれど、もちろん自分の理想の合気道を追求するため、そして自分が師匠から学んだ素晴らしい合気道を伝えるためだと答えた。
確かに今は小さいけれど、今はそれで良いと思っている。 そして時間と場所が自由にできるよういなった時、拡大を図れば良いと思う。 そのためにも、理想へ向けて、ここでの成功と生活の自由を勝ち取らなければならないと考えている。
最後に、週にもう何回か稽古をしたいと言うので、場所を設定できるのであれば、自分で良ければ何処へでも稽古に行くと伝えると、来年、大学に入ったら合気道のクラブを作ろうと考えているという。 D君にも理想の実現に向けて頑張って欲しいと願う。