少し前から気になっているバンドがある。
娘が見ていた週末のNHKワールドの音楽番組で偶然に遭遇した。
その番組は、最初に司会者と登場者の会話からスタートするのだけれど、まずはその話しっぷりと風貌がいい。 ぐっと引き込まれていると、演奏が始まった。
「トンネルを抜けて、海が見えてきたら、そのままドンつきの三笠公園でぇ〜♪」、お〜、これは、まさに横須賀の話。 曲調もディープなR&Bで一気に引きずり込まれた。さらに「スカジャン着て、待っているから〜♪」と来て、「俺の話を聞けぇぇぇ〜、貸した金の事などどうでもいいからぁ〜♪」と強烈なインパクト。
一気に、カップスや柳ジョージさんあたりとも相通じるヨコハマR&Bの世界に放り込まれた。 アメ車、ちょっと荒んだ感じの店、そして地元を感じさせる泥臭さが少し。 もうずいぶんと行っていない横須賀の街、ドブ板やベースのゲート、16号線の通りの風景などが思い浮かんで、ディープで、ちょっと演歌チックな部分もあるヨコハマR&Bの世界にハマリ込んた。

ネットで調べてみると、バンド名はクレージー ケン バンドで、トークに登場していたのは横山 剣さんということが判明した。 バンドは91年あたりから本牧あたりをベースに活動しており、すでに10枚ほどのCDをマイナーレーベールからリリースしている。 「トンネルを抜けて〜♪」で始まる曲は、「タイガー&ドラゴン」という曲でTVドラマのオープニングで使用されていたとのこと。 日本の新聞や雑誌も読まず、NHKワールドのニュースしか見ない生活では、この手の情報には全く疎くなる。旧い話をして、とあきれられるかも知れないが、国外に居るということで、遅れた話をご容赦願いたい。
ドラマは、落語家の話らしく、あまり横須賀が登場するような話では無いようで、あまり興味は持てないけれど、けっこういい視聴率を稼いでいた様子。
タイトルの「タイガー&ドラゴン」というのは、スカジャンの刺繍のことらしい。
実は、自分も背中に虎、両腕に竜が入った旧いスカジャンを日本から持って来ている。
香港に戻ってからは、自分が着ることは少なく、すでに娘が2シーズンほど愛用している。 背中にJapan とか入った外国人向け土産にあるようなタイプでは無く、Pan pacific Tourと入った空母Midwayのレプリカ モデル。 刺繍もかなりしっかりしている。先週あたりからは、大分涼しくなってきたので、そろそろ香港でも活躍する季節が来る。
CKBのCDは、今欲しいモノの一つ。
ディスコ グラフィーを見ると、男の滑走路、長者町ブルース、ロドリゲス兄弟、スポルトマチック、横山自動車など、期待できそうなタイトルが並ぶ。 なんと、香港グランプリという曲もあった。次回、帰国した際には、ぜひとも手に入れたいと思う。
横須賀にも久々に行ってみたい。ドブ板の大将ミシンでアポロ キャップを作ったり、Greenでシャツを買って、三笠公園まで歩けば絶好の散歩コースになる。
(※ ジャケット写真のケンさんのトケイは、やはりゴールド!)