ジャンボ!(こんにちは)
お元気ですか?
大変唐突ですが、青い空と海に囲まれた島ザンジバルに住む私は、山のある風景が猛烈に懐かしくなることがあります。そんなとき、私は、陶芸家binnさんのブログ
『claft cafe in kasama』に遊びに行き、四季折々の山の風景を堪能します。
binnさんブログの11月21日の記事「青空に浮かぶモノ」には、秋の紅葉が始まった美しい山の風景とともに、秋晴れの空の下には、雲とは違うものが、ぽかり、ぽかり。
それは、熱気球でした。なんでも、binnさんがお住まいの近くで、熱気球世界選手権大会(2年に一度開催される世界最高峰の熱気球による競技大会)なるものが開催されたのだそうです。
非日常のその風景に、私も、ある日ザンジバルで朝起きて、何気なくベランダに出たら、空にぽかりぽかりと、雲ならぬ熱気球が浮かんでいたことを思い出しました。
これは、昨年の3月頃の出来事です。
こちらは、もちろん世界選手権大会でも何でもなく、イタリア人が中心になって突然数個の熱気球をうち上げたに過ぎなかったのですが、やはり、いつも見ている空に、非日常のものが浮かんでいるって、不思議な感覚ですね。
この島に住んで15年以上になりますが、気球が浮かんでいるのを見たのは、後にも先にも、このとき一回だけ。もちろん、ザンジバルの人たちにとっては生まれてはじめての体験。さぞびっくりしたことと思います。
ご想像通り、地上では、
「あれは何だ?」
「飛行機じゃないものが、空に浮かんでいるぞ?」
と大騒ぎになり、大人も子供も、気球の降りた場所に向かって、一斉に走っていきました。

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